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ロンドン響SF公演でメンバーをMTTが自宅に招待
ゲルギエフとアメリカ・ツアー中のロンドン交響楽団(LSO)。3/15、16はサンフランシスコ公演でした。
サンフランシスコでは、ティルソン・トーマスがLSOメンバーを自宅に招待、点心とワインをふるまったそうです(注:サンフランシスコには本格的な点心を提供する店がある。MTTは料理好きらしいが、点心は恐ろしく手間がかかるから、まさか手作りしないと思うけど、神経質に皮包んでいたら、それはそれでおかしい)。
そのMTTの家でLSOのメンバーを仰天させたのが、彼のコレクション。
何でもティルソン・トーマスは、若い頃教えをうけたり、共演させてもらったアーティストの書簡やら記念の品を大事に取っておいたのだそう。そしたらあっという間に月日は流れ、皆さん他界。ことごとく伝説の人物化。
必然的にMTTのコレクションはお宝の山に。
その中にステージ衣装があって、メンバーはMTTの思い出の衣装なのかと思っていたら、ジェームズ・ブラウンの衣装だったそう。
MTTはこんなものまで持っているのか!!と早速ブログネタに。→LSO on Tour ブログ
ティルソン・トーマスは翌日が次の仕事への移動日で、やることたくさんあったはずなのにLSOのメンバーをもてなしてくれたことに、メンバーの方々は感激だったようです。
(2009.3.16)
【補足】知らない方のために
ロンドン響の首席指揮者は、ゲルギエフ→コリン・デイヴィス→MTT→アバドと遡る。MTTはサンフランシスコに来てからもずっと首席客演指揮者を務めている。今シーズンは6月にLSOとグラナダ公演も予定。ディスカバリー・シリーズなどMTTが始めたコンサート企画は、20年近く経った今でも続いている。